BLOG

エフエム熊本「InStyle」に生出演しました|くまもと被災者支援ナビ、公開30日のご報告

目次
  1. 放送でお話ししたこと
  2. 公開30日の数字
  3. 公的機関・報道からの導線が広がりました
  4. 30日続けて分かった、正しさを守る仕組み
  5. 御礼と、お願い

7月28日の熊本地震で被災された皆さまに、改めて心よりお見舞い申し上げます。

本日8月27日のお昼、エフエム熊本(FMK)の番組「InStyle」に生出演し、地震の翌日から無償で運営している「くまもと被災者支援ナビ」についてお話ししました。パーソナリティの森田真奈美さんに約10分、Zoomでのリモート出演です。

ラジオは、テレビや記事と違って、運転中や作業中に「ながら」で届きます。給水に向かう車の中で聞いてくださった方もいたかもしれません。放送の機会をくださったエフエム熊本の皆さまに、心より御礼申し上げます。

この記事は、その御礼と、公開からちょうど30日を迎えた支援ナビの公式のご報告です。

https://kumamoto-shien.jp

ラジオ番組にリモート出演する様子を描いたイラスト。白いロボットがヘッドホンをつけてマイクに向かい、ノートパソコンにはビデオ通話の画面、机の上のスマートフォンには地図が映っている

※イラストはAI生成イメージです。

放送でお話ししたこと

事前にいただいた質問に沿って、大きく3つのことをお話ししました。

1つ目は、なぜ作ったか。 10年前の熊本地震のとき、必要な情報を探すのにとても苦労した経験があります。今回、私自身も自宅が断水し、食器はほぼ全部割れました。翌日の予定はすべてキャンセル。行政の情報が無いのではなく、県・21市町村・国・各支援主体に分散しているだけだと分かっていたので、断水中の自宅で朝から作り始め、その日のうちに最初の版を公開しました。

2つ目は、何ができるか。 給水所・お風呂・炊き出し・協力井戸・災害用トイレ・災害ごみの仮置場を1枚の地図で確認できて、ピンからそのままGoogleマップの道案内に移れます。り災証明の写真の撮り方、5つの質問で対象になり得る制度を絞る「もらえる支援かんたん診断」、ふりがな付きのやさしい日本語のページもあります。

3つ目は、AIは間違えないのか。 ここはいちばん丁寧にお話ししました。載せるのは行政・公的機関の一次発表と、支援を実施する主体自身の公式発表だけ。口コミやうわさは、善意でも載せません。AIエージェントが約130の公式ページを毎日原則10回程度巡回して、変わった出典を1件ずつ確認し、最終確認から3日を超えた情報には「古い可能性」を自動で表示します。人間の私が掲載基準と公開の責任を持っています。

くまもと被災者支援ナビのスマートフォン画面2つ。左はトップページ、右は支援場所マップで、給水・お風呂・井戸・トイレの色分けピンが熊本県内の地図に表示されている

※画面は2026年9月17日時点のものです。

公開30日の数字

放送の直前、8月27日11時16分時点で取り直した数字です。ページ表示と訪問は別の数字なので、分けて書きます。個人を特定しない匿名の集計で、Cookieは使っていません。

  • 累計のページ表示は、のべ約17万9千回
  • 累計の訪問は、約9万4千回
  • 地図の絞り込みや地点を開くなど、サイト内の操作は約10万6千回
  • いまも1日およそ2,300回ひらかれている
  • 公開30日目まで、更新を1日も止めていない
  • 巡回している公式ページ等は約130、掲載情報に紐づく出典は約880本

いちばん多かった日は8月2日で、1日で約3万5千回。あの頃と比べると数は落ち着きましたが、「困ったときに検索して開く場所」として、毎日使われ続けています。

ページの中で変わらず多いのは給水の情報です。熊本市の応急給水は8月5日で終わりましたが、八代市など南部では9月に入っても続いていて、断水の残った地域の方が引き続き使ってくださっている、と読んでいます。

公的機関・報道からの導線が広がりました

この1か月で、支援ナビへの入口は、私たちが作った経路より、公的機関や報道の皆さまが作ってくださった経路のほうが太くなりました。

公的機関・メディアからの導線。熊本県 公式サイト・LINE、八代市 公式サイト・LINE・X、防災科研 防災クロスビュー、テレビ熊本 生活情報ページ、熊本県国際協会の5つから、くまもと被災者支援ナビへ矢印が向かう図解

  • 熊本県。県公式の「令和8年熊本地震に関する情報」ページの「被災者支援」欄から、支援ナビへ直接リンクしていただいています。県の公式LINEと公式X「気になる!くまもと」でも紹介いただきました
  • 八代市。8月初めから、市の公式サイトに紹介ページを設けていただき、公式LINE・公式Xが応急給水のお知らせを出すたびに、支援場所マップへのリンクを添えてくださっています
  • 防災科学技術研究所「防災クロスビュー」。国の研究機関がまとめる令和8年熊本地震の「生活支援状況」で、大学や自衛隊のデータと並んで、支援ナビへ直接リンクされています
  • テレビ熊本(TKU)。「英太郎のかたらんね」での放送のあと、公式サイトの「生活情報」ページに支援ナビへのリンクを常設いただきました。「番組を見逃した方にも広く知らせたい」というお申し出です
  • 熊本県国際協会。やさしい日本語で書かれた外国人住民向けの地震情報ページで、県の防災情報と並べて紹介いただいています

民間の、しかもAIが情報を集めるWebアプリを、公的機関が公式の導線として採用してくださる。これは、公開初日から「口コミは載せない」「出典のない情報は出さない」を守り続けてきたことへの、いちばん厳しい審査を通った結果だと受け止めています。

なお、これらは自治体や公的機関がこのWebアプリを運営・認定しているという意味ではありません。運営はWizTry株式会社が、災害支援として無償で行っています。

30日続けて分かった、正しさを守る仕組み

放送でも聞かれた「間違えないのか」への答えを、もう少しだけ書きます。答えは「間違えない」ではなく、「間違いが実害になる前に見つけて直す仕組みを、毎日足している」です。

公開前後の防波堤は、いま4段あります。

  1. 約130の公式ページ等をAIが巡回し、変更があった出典を1件ずつ開いて確認する
  2. 地図の座標、リンク切れ、日付と時刻、終了済みの情報、表示崩れを機械で検査する
  3. 新しい種類の情報や、少しでも不確かな情報は、人間が出典を読んでから公開する
  4. 最終確認から3日を超えた情報には「古い可能性」を自動で表示する

実際に、地図のピンが同じ名前の別の施設を指していたことがあり、全地点を別の方法で照合し直す自動監査を作りました。給水支援の実施主体を取り違えて掲載し、訂正したこともあります。間違いゼロとは言いません。見つけて直す速さと、直したことを隠さないこと。ここが運営の芯です。

御礼と、お願い

公開から30日。エフエム熊本の皆さま、これまで放送・掲載してくださったテレビ朝日、テレビ熊本、リビング熊本の皆さま、公式の導線として採用してくださった熊本県・八代市・防災科研・熊本県国際協会の皆さま、そしてURLを大切な方に送ってくださった一人ひとりの皆さまに、心から御礼申し上げます。

断水と手続きは、まだ続いています。もし誤った情報や古い情報を見つけられた場合は、メールでもお電話でも構いませんので、ご連絡いただけますと幸いです。すぐに確認して直します。

https://kumamoto-shien.jp

熊本を応援したい全国の方向けには、8月23日に「くまもと応援ナビ」も公開しました。あわせてご覧ください。

https://kumamoto-ouen.jp

WizTry株式会社 代表取締役 末松 光太郎

関連するご相談はお気軽に

お問い合わせする
CONTACT

まずは、貴社の課題をお聞かせください。

「何から始めればいいか分からない」という段階のご相談も歓迎です。貴社の業務内容に合わせて、研修・AIエージェント導入・補助金活用まで含めた最適なプランをご提案します。